スタートアップしたばかりの企業も、何年か事業を続けている企業も、売上を増やしていくのは簡単ではありません。
私自身は、20年前に運良くスタートアップの企業に携わることができ、そこでスタートアップの大変さ、売上を作ることの難しさを学びました。
しかし幸運にも、売上は初年度に1億円を突破して、3年後には3億円も突破できました。初年度は、スタッフわずか5名でしたよ。
もちろん、それなりの大変さはありましたし、無我夢中で走り続けて気がついたら1億円越え。
今、その時のことを振り返って、「一体自分は何をしてきたのか?」を体系化することで、これから「年商1億円突破」を目指すあなたの会社に役立つ情報を提供できるようになりました。
あなたの会社が、「年商1億円を突破する」ために必要なことを、まずは5つにまとめましたので、あなたとシェアさせていただきます。
営業マンは社長だけでOK
スタートアップ、または売上金額が数千万円の段階では「営業マン」は不要です。「代理店」なんて絶対に不要です。
その時期の「営業マン」は、社長だけで十分です。
なぜならば、今の事業を一番分かっているのは「社長」であるあなたですから、あなたが営業をするのが一番なのです。
さらに、「営業マン」は世の中で最もコストがかかる職種です。そして、手間もかかります。だから「営業マン」にコストをかけるのであれば、それ以外のところにコストをかけたほうが、確実に売上がアップするからです。
まだ売上金額が数千万円の時には、事業の内容にもよりますが「営業マン」は社長だけで十分です。
顧客リストを作る
ではどうやって売上を作るのか?
「営業マンがいないと売上が作れない」あなたがそのような発想なのであれば、それはすごく危険な発想です。
あなたがまずすることは、「営業マン」を雇うよりも先に「リスト」を手に入れることです。
すでにあなたの会社が売上金額数千万円あれば、取引しているお客さんがいますよね。
まずは、すでに取引をしているお客さんの「リスト」を作りましょう。
そのリストは「顧客リスト」となります。これが、あなたのビジネスに巨万の富(大げさか?)をもたらすものとなりますので、しっかりと作ってください。
まだ売上がなかったり、これからスタートアップする人は「見込み客リスト」を作ってください。
あなたが交流会で名刺交換をした人、ご紹介していただいた人などこれから取引できそうな人たちのリストを作るのです。
実は私も、前職、そして今も、全てがこのリスト作りから始まりました。
営業マンは使わない
「顧客リスト」「見込み客リスト」を作ったら、「営業マン」にテレアポして、訪問させる。間違ってもそんなことは考えないでください。
それが世の中で最も無駄な作業であり、絶対に不要なことです。
私の携帯にもよく売り込みの営業電話がかかってきます。
その番号をネットで調べると、会社名が出てきて「迷惑電話」とレッテルが貼られています。
様々なコメントもあったりしますよ。
絶対にあなたの会社はそんなことをしてはダメです。
だから、それ以外の方法を考えるのです。
今の時代だから「ダイレクトメール」を活用する
「営業マン」を使わないでどうするの?
「ネットで集客をして、それで売り込むんだ」
確かにその方法も悪くはないです。でもネット広告のコストも日々上がっていますからね。
そうではなくて、この時代だからこそあなたが使わなければならないのは、郵便で送る「ダイレクトメール」です。
「ダイレクトメールって、効率がよくないのでは?」
そんなことを言う人がいますが、私が調べた結果では、営業マンのテレアポよりもはるかに効率がよく、そして売上につながる可能性が高いです。
だから、まずは「ダイレクトメール」を活用することで、新規顧客、もしくはリピートオーダーを獲得しましょう
販売プロセスの仕組みを作っておく
「ダイレクトメール」で、売上を作る時に重要なことは、きちんと販売プロセスの仕組みを作っておくことです。
「顧客リスト」「見込み客リスト」にダイレクトメールを出した後に、お客さんから反応があったら、
「どのように対応するのか?」
「受注があった時の発送方法は?」
「製品、サービスの説明は?」
などなど、お客さんに満足してもらうための方法を全てを「仕組み化」しておくことです。
この時期の会社は、社長を含めて数名しか人がいません。
だからこそ、この仕組みを作って誰でも対応できるようにしておかないと、クレームや返品などの問題を抱えることになります。
まずは「ダイレクトメール」発送後の、社内での仕組みを作っておきましょう。
まとめ
まずは上の5つのことをきちんと繰り返し行うことで、確実に売上はアップしてきます。
そして、この5つのことが、次のステージで売上3億円を目指す時にもとても重要になってきます。
なので、まずはこの5つのことをしっかりと頭の中にインプットしておきましょう。