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売上1億円を突破するためのリーダーシップを発揮する

売上1億円を突破する目標は、社長であるあなたが自らリーダーシップを発揮して行動すれば簡単に可能になります。

逆から考えると、もしその規模で目標が達成できていないとしたら、あなたのリーダーシップが適切に発揮されていない可能性が高いということです。

では、売上1億円を目指している会社の社長が発揮するリーダーシップとはどのようなことなのでしょうか?

私の経験と学びから、次の3つを実践することです。

これが売上1億円を目指す会社の社長が発揮するべきリーダーシップです。

売上1億円を突破するために必要な3つのリーダーシップ

  1. 自ら行動して手本を示す
  2. 自分の手柄は部下の手柄
  3. 部下の失敗は自分の失敗

売上1億円を突破するために必要な3つのリーダーシップ

自ら行動して手本を示す

売上1億円を目指すあなたの会社は、今何人ぐらいの社員がいますか?

私が以前トップをしていた外資系企業では、スタートアップ時の社員は4人でした。このレベルの会社だと「社長が誰で・・」というよりも「Oneチーム」として目標に向かって突っ走るイメージを持ったほうがチームとしてはまとまります。

実際に私もそのようにしていました。

しかし、そうは言っても社長はあなたですから、全ての社員は、あなたの言動に注目をしています。

社員が4名なら、「8つの目」があなただけを見ているわけです。

それは、

あなたの仕事のやり方が「会社の仕事の基本」になる

ということです。

あなたがどんなに口で「カッコいい」ことを言っても、それをあなた自身が実践していなければ、会社にその「カッコいい」ことは定着しないということです。

そして、社員にどんなにそれをやらそうとしても、社員が真剣にそれをやることはないでしょう。

だからあなたがその「カッコいい」ことを、本当に実現したいと思っているのなら、まずは社長(あなた)自らが実践するのです。

売上1億円を目指しているまだ社員数名規模の会社で、社長であるあなたがリーダーとしてやるべきことはたった一つ。

「自ら行動して手本を示す」

これだけです。

あなたの会社が「顧客満足」を目指しているのなら、まずはあなたが「自社の「顧客満足」とはこういうものだ」という手本を見せるのです。

また、営業マンに「売ってこい」と言うのであれば、あなたが真っ先に「売ってくる」ことです。

そしてどのように売れば売れるかを、社員とシェアしましょう。

「社長だからできるんだ」と言われることもあるでしょう。

でも、そんなことは気にしないで、まずはあなたが「自ら行動して手本を示す」ようにしましょう。

「自ら行動して手本を示す」

これほど強力なリーダーシップはありません。

このステージの会社には一番強力なリーダーシップなのです。

そして、そのあなたの行動がのち「あなたの会社の文化」になることを理解してください。

何年後かに、あなたが

「うちの社員は、口先ばかりで誰も動こうとしない」

もしそう思ったら、それは社員がまだ数名の時、あなたがそのようにしていたらからです。

そうならないためにも、今「自ら行動して手本を示す」ことを実践しましょう。

自分の手柄は部下の手柄

あなたの会社で一番仕事ができるのは誰でしょうか?

これは簡単です。

それは、社長であるあなた自身です。

社員数名の時には、あなたがどんな仕事でも、すべてあなたが一番できます。

もし、あなたよりできる人がいたら、あなたの会社は近いうちにあなたのものではなくなるでしょう。

あなたの会社で仕事が一番できるのはあなたです。

だから、あなたは社員の仕事のアラが目につくのです。

「なんでこんなこともできない」

「少しは考えればわかるだろう」

と不満に思うこともあるでしょう。

実際に、私だってありましたし、いつもそう思っていました。

そう思った時には、私は「遠慮せずに社員にそれを言いなさい」とあなたに言います。もちろん言い方はありますよ。

でも、それを我慢しても良いことはあまりないのです。

ただ・・・・ここからが重要です。

あなたが社員にそのようなことを言うこと自体は問題ありません。

でも必ず次のことをやってください。

それは

「必ずお土産を渡すことを忘れない」

ということ。

お土産とは、その社員の成果になるように、あなたが動くことです。もしくは、あなたの成果を社員に譲ってあげることです。

要するに、怒ってもいいけど、褒めることも忘れない。

そういうことです。

営業マンが、得意先でミスをした。

そのために売上がマイナスした。その時にあなたは怒ってください。でも、それ以外で彼の成果になることを提供してあげてください。

もちろん、そのお膳立てはあなたがやるわけです。

本来であればあなたの売上になることを、社員に譲ってあげてください。あなたの手柄を部下に譲るわけですね。

言っておきますけど、くれぐれもこの逆をやってはいけません。

どうしてもこの規模の会社の社長は、何かと自分の手柄にしたがります。

また、「自分の会社だ」とか「自分がここまでした」とかいう意識が強いために、行動もそうなりがちです。

確かにその気持ちはよく分かります。私もそんな時期がありましたから。

でも、そんな言動は、これから目標を達成するためには全く役に立たないし、得にもならないのです。

それを言っても、社員が今以上に働くことは絶対にありません。

私が断言しますよ!!

そんなことよりも、社員がやる気になるようにするのが社長のリーダーシップです。

それは何か?

それはたった一つ。

社員が成果を上げることができる環境であり、それを社長であるあなたが評価すること。

これが、社員が最もモチベーションが上がることです。

くれぐれもその逆は絶対にダメですから。私も、それで優秀な社員を何人も失いましたので・・・大泣

部下の失敗は自分の失敗

仕事に失敗はつきものです。誰もが失敗しようと思って仕事をしているわけではありません。何かの拍子に失敗をしてしまうわけです。

まだ社内で収まる失敗であればいいですが、時にはお客さんを巻き込んだ大きなクレームになることもあるでしょう。

こんな時に、社長であるあなたがしなければならないことは?

それは

「真っ先にあなたがお客さんに謝りにいくこと」

これだけです。

相手が誰であろうと、どんなお客さんだろうとも関係ありません。

まずは社長であるあなたがすぐにお客さんの元に謝りにいくことです。これだけで、90%そのクレームは収束します。

そして、そのあなたの行動は、社員に見せることのできる最高のリーダーシップなのです。

絶対に、「まずは社員に謝りに行かせて・・」なんて考えないことです。

さらに謝りに行った時にやってはいけないこともあります。

それは次のような発言です。

「これは社員がやったことで・・・」

この発言をした瞬間に、あなたは二つのことを失います。

一つは、お客さんからの信頼。

そしてもう一つは、社員からの信頼。

考えてください。

あなたの会社は、誰の会社ですか?

それはあなたの会社ですよね。最終的には、誰が責任を負うのでしょうか?

あなたしかいないですよね。

あなたの会社であるのなら、部下の失敗はあなたの失敗なのです。だから、誰がやったことでも関係ありません。責任はすべてあなたが背負うのです。

お客さんだってそう思っていますよ。

「お前の会社だろう。誰がやったってお前の責任だよ」って。

まとめ

社員数名の会社でのリーダーシップって、特に難しいことはありません。普通のことを普通にするだけです。

その普通のこととは、社長であるあなたが「自ら手本を示す」ことです。

社員を褒めることも、叱ることも普通です。

社員の失敗を自分の責任と思うことも普通のことです。

でも「社長」と言う肩書きがついた瞬間に、それらのことを忘れてしまう人が多いのです。

それでは「社長としてのリーダーシップ」は発揮できません。

「社長としてのリーダーシップ」を発揮するということは、それは社員からの「信頼」を受けるということです。

「社員は社長の実力を三日で判断する。社長は社員の実力を判断するのに三ヶ月かかる」

あなたは常に社員から見られていること。

これは絶対に忘れないでください。