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今すぐにあなたがやるべきこと

コロナ後でも復活しない日本経済

日本の経済は、コロナによって大きな打撃を受けました。

コロナが始まった時に、日本政府は多くの助成金、補助金を使って日本中の企業を救済しました。確かに、それは当時は良い政策であり、あの時の状況を考えれば適切な判断だったと言えるでしょう。

 

しかし、あれから3年近くの時が過ぎ、コロナも収束しかかっています。

では、あの当時と比較して日本経済は良くなっているでしょうか?

そして、あの当時多くの助成金や補助金を活用していた企業は、今どうなっているのでしょうか?

2022年4-9月期の倒産件数、前年同期比よりも増加

ちょっとググってみると、すぐに帝国データバンクの記事を発見しました。

「企業倒産、4−9月期で3年ぶり増加 コロナ禍の減少傾向から一転、増加に転じる全国企業倒産集計2022年度上半期報」

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000546.000043465.html

 

2022年4月〜9月期の倒産件数は、コロナ禍の減少傾向から、一気に増加に転じているのですね。

2021年同期が、2938件の企業倒産だったのが、2022年には3123件。+6.3%増加です。

主要ポイントは、次の通り。

  • 業種別 建設業5%増加 年度上半期としては2008年度以来14年ぶりの2桁アップ
  • 規模別に見ると、負債1〜10億円規模の中規模倒産が増加
  • 業歴別にみると、業歴「30年以上」は1014件、業歴100年以上の「老舗倒産」は37件発生
  • 地域別にみると9地域中7地域で前年同期比増加。東北(前年同期107件→147件、4%増)は、年度上半期としては過去20年で初の前年同期比30%超を記録

 

これだけチェックするだけでも、コロナが終焉に向かっているのにもかかわらず日本経済は完全に瀕死の状況であることがわかります。

 

さらにこの記事から、倒産主因別をみると「不況型倒産」の件数が2382件、76.3%の高い比率です。しかも主要因は「販売不振」が2339件(前年同期2216件 5.6%増)で、構成比率の74.9%をしめた。また「業界不振」(同16件→31件、93.8%増)・・・・・

まだまだ記事は続くのですが、これ以上書くと滅入りそうなのでこの辺でやめておきます。

ご興味がある方は記事をご覧ください。

「企業倒産、4−9月期で3年ぶり増加 コロナ禍の減少傾向から一転、増加に転じる全国企業倒産集計2022年度上半期報」

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000546.000043465.html

一つだけはっきりしていることは

このデータだけでは、はっきりしたことは言えませんが、一つだけはっきりしていることは、2022年になって倒産件数は増えたということ。そして、その倒産理由は「不況型倒産」であり、その要因は「販売不振」であるということ。

これだけは、残念ながら事実です。

 

では、それは一体どういうことなのか?

私がある意味、強引に結論づけるのなら

「コロナが終わっても売上は戻らない」ということです。

私はこのことについては、以前より話をしていました。

「コロナが終わっても売上はコロナ前には戻らない」と。

多くの経営者が言っていたことは?

しかし、多くの経営者は「コロナが終われば」と言っていました。でも、実際にコロナが終わり近くになっても「売上は、コロナ前のようにはならない」という現実が、ここに来てはっきりしてきたのです。

 

そうなると、今まで「コロナが終われば・・・」と、助成金や補助金で遊んでいた経営者は、ここに来て急に顔色が悪くなってきたのです。

だって、コロナが終わろうとしているのにもかかわらず、以前のように売上が戻ってこないから。

でも、これはある意味当然のことです。

だって、コロナで多くの人の生活が変わったわけですから。そして、コロナ前よりももっと素晴らしいことを見つけてしまったのだから。

 

それは、コロナ前のようにはならないですよね・・・当然の如く。

日本経済にはさらなる悪夢が・・・

さらに、今の日本経済は、以前にはなかったような最悪の問題を抱えるようになった。「円安」「原料費高騰」「燃料費高騰」です。いや〜状況は悪化の一歩ですね。

 

企業倒産も増加しますよ。それも「販売不振」による倒産が増えるようになるでしょ。

そんなコロナが終わっても、最悪の日本経済。その中で経済活動をしている企業は、今までと同じことをしているのでは、これからの時代は絶対に生き残れない。

ということなのです。

「狂気とは、昨日と同じことをして違う結果を期待すること」

しかし、日本の多くの企業はどうでしょうか?

 

相変わらず、今までと同じような製品を作り、同じような販売ルートと販売方法で、作った製品を売ろうとしている。

そんな状況で、売上アップを達成させようとしている。これはまさに「狂気」以外の何者でもないのでは??

 

「狂気とは、昨日と同じことを行い、全く違う結果を期待すること」

 

この言葉と同じことを、今の日本は続けています。

これは企業に限ったことではありません。

日本政府だって、各省庁、地方自治体だって、日本人全員が、まさに「狂気」を繰り返し行なっているのです。

 

だから、日本はいつまでもこの悪化する一方の状況から抜け出すことができないのではない。

もしあなたがこの状況を抜け出したいと願っているのならやるべきことは一つ

だから、もしあなたがこの状況から抜け出したいのであれば、少なくとも「昨日と違う結果」を得たいと考えているのなら、あなたは「昨日と違う行動」をするしかないのです。

 

では、あなたは一体何を昨日と変えればいいのか?

 

いきなりたくさんのことをするのは無理です。

だから少なくとも、この二つのことを実践してください。

 

一つは

あなたの頭の中にある「昨日までの成功体験」を全て捨てる。

 

「昨日までの成功体験」が、あなたの頭の中に、行動に染み付いている限り、あなたの行動は、まさに「狂気、狂気とは昨日と同じ行動して違う結果を期待すること」になるのです。

だから「昨日までの成功体験」を今すぐに全て捨て去りましょう。

 

そしてもう一つは、

もっとあなたの製品・サービスのマーケットを知る。

 

あなたは、今までどれだけお客さんの話に耳を傾けたのか?

お客さんの要望を真剣に聞いてきたのか?

もしそれらの経験がないのなら、あなたの会社の製品・サービスは一年以内に

マーケットからなくなるでしょう。

それぐらいの時代になっていることを認識しましょう。

今の時代だからこそ、これらをすぐに実践すること

今の時代は、ものもサービスも余っている時代です。

その時代の中では、今までのような企業視点での発送では、絶対に売れる製品・サービスを作ることはできません。

だから、これからの時代にマッチした新しい視点や発想が必要になるのです。

そのためにも、

「昨日の成功体験」を全て捨て去ること

「マーケットを知る」ことは、絶対に必要なことなのです。

いつまでも「狂気の沙汰」を繰り返していたら、あなたの会社はいずれの段階で「倒産」の憂き目を見ることになるでしょう。

 

そうならないためにも

「狂気とは、昨日と同じ行動で違う結果を期待すること」

の言葉を胸に刻み込んで、1日でも早く、昨日とは違う行動を始めましょう。