「いやいやそれはないでしょ!!」
もう少しで言葉が出そうになった。たぶんいつもの自分ならここで言葉に出したと思いますよ。別に自分を美化するつもりはないですけどなぜかその日は不思議とそれを言葉にする気にならなかった。
朝早く待ち合わせをするために、私は駅で電車を待っていた。できれば満員電車に乗りたくないので始発電車で、座っていければベストと列に並んでいた。
そこに電車が入ってくる。ドアが開く。列が一斉に車内に流れ込む。
私が席に座ろうとした瞬間!!
それは起こった・・・汗
私の座ろうとすでに腰を落としているところに、後ろから来た人が座ったのだ。
まさに一瞬の出来事。
私は唖然として、その人の顔を見ましたよ・・・怒
普通ならきっと文句を言われるでしょ。そんなことを思いながら、なぜかその日は文句を言う気にならなかった。と言うよりも「そんなに座りたいのかな?」と思いながらなぜかちょっと虚しい気持ちになった・・。
結局何も変わらない
「働き方改革」「副業解禁」
今はちょっとトーンが下がっていますが、来年に向けては、再びトーンアップするでしょう。
でも、私は思いますけど「働き方改革」をしても「副業解禁」しても結局は何も変わらないと。
それは、その日の出来事にあってそう思いましたし、あの台風の日に何時間かけて、たった1時間のために会社に行くという人たちの列を見てもそれを思いました。
なぜ何も変わらないかというと、「改革」というけれども結局は「今までの」ことがベースで考えられているからです。
「働き方改革」にしても、「副業解禁」にしても、今のシステムの中でしか考えていないから。今のシステムの中で、何かを変えるということは、そのシステムを維持することが前提になる。
ということは、大枠を変えずにその末端を少しだけ変えることだけ。
それでは結局何も変わることはない。
「社内改革」という旗を振るけど、何も変わらないということがありますけど、それも同じことです。
その会社という枠が変わらないのですから、どんなに変化を起こそうとしても変わらない。
だって自分たちの利権をそれぞれに確保しながら改革なんて無理でしょ??
そしてさらに悪いことに、「社内改革」を始めると表面的に変えたように見せかけて、実は自分の権力だけを、さらに強固にしようという全く犯罪に近いようなことをする輩が出てきたりもするから本当に最悪な状態になる。
こんなのじゃ「社内改革」じゃなくて「社内改悪」ですよ。そんな会社いくらでもありますから。
外部の力を利用する
では、本当に社内を変えようとするにはどうしたらいいか?
それは簡単で「社外の力」を利用する。
これしかない。
社外の力は、会社と何の利害関係もない人間であることは絶対だ。さらには、その報酬は成果報酬にして、さらには絶対的な権限を与えること。
もしこれができないのであれば、今のままにしておくのが一番だと思う。
「〇〇改革」を標榜する会社は多い。
しかし、そのほとんどが尻切れトンボになるのは、社内の中だけで何とかしようとするから。