昨日はドラッカーの言葉を紹介しました。
ドラッカーの言葉。
「企業や産業にとって脅威であるかに見える新しい事態にこそ、隠された機会が存在する」「想像する経営者」より
「想像する経営者」ではなくて「創造する経営者」でした。間違っていました。申し訳ございません。心よりお詫びをいたします。
今日は「隠された機会」について、もう少し書きたいと思います。
本の中では、例を取り上げた後に次のように書いてあります。
「したがって、常に「事業にとって有害であるとしてきたものをいかに受け入れるか。そもそもそれらは本当に有害か。それとも逆に役立てられるか」を問わなければならない」
こうつながっています。
「事業にとって有害なこと」とは、ライバル関係にあったり、もしかしたら、あなたのビジネス自体の存在を無にしてしまうようなことかもしれません。
例えば「AI」などは、今ホワイトカラーの仕事と言われていることを全て奪い取ってしまうぐらいの勢いですよね。
まさに、その分野でビジネスをしている人にとっては「有害」なことですね。
また、「有害なこと」って、技術革新や新しいことだけではなく、今まであることでも、何かが変われば「有害なこと」になります。
例えばコロナ騒動で変わったことといえば「人々の習慣」が大きく変わりました。
今までの自分の習慣で「不要なもの」を見つけ人も多いのではないでしょうか?
そうするとその「不要なもの」になってしまうビジネスは、当然これからの対応を迫られるわけです。
では、それらには絶対にチャンスがないのか?
そうではないということ、このドラッカーの言葉は言っているわけです。
ではどうすればいいのでしょうか?
まずは、自分のビジネスをしっかりととらえるということが必要です。
- 「お客さんに何を提供しているのか?」
- 「お客さんは何を期待しているのか?」
- 「自分たちにできることは何か?」
- 「自分たちにできないことは何か?」
- ・・・・・
これらのことを、一つ一つ考えていく。
そして、目の前で起こっている「脅威」や「有害」なことと照らし合わせながら取捨選択をしていく。
残ったものの中から、「何をすれば、これからも成長できるか?」を考える。
基本的なことですけど、「脅威」や「有害なもの」の中から「機会」を見つけるにはそれしかないです。
でそれをいつやるか?
「今でしょ!!」もそうですけど
「いつもでしょ!!」なんですよね〜。