誰かが言っていました。
「バカな犬はいない。バカな飼い主がいるだけだ」と。
犬は、初め誰にどのように躾けられるかで、どんな犬になるか決まるということです。
でも、これって犬に限らず人間の世界でも一緒ですよね。子供だって、初めにどのように親から躾けられるかによって、その後どのような人間になるのかが決まるわけです。
もちろん、子供から大人に成長する過程の中で、色々と変化することはありますが、基本は子供の頃どのように躾けられたかが大きく影響します。
なぜこんなことを書いているのかというと、これは会社でも同じことだからです。
私は先週とある記事を読んだ時にそう思いました。
よく経営者の中にはこんなことを言う人がいます。
「うちの会社の社員は本当に出来が悪い」
「うちの会社の社員は本当に働かない」
このように話をする社長の真意はわかりません。また、本当にそうなのかもしれません。それはわかりません。
でもここで考える必要があるのは、その会社に入ってきた社員を、どのように働かせるかは社長の采配であり、社長の度量だということです。
「うちの会社の社員は働かない」
「うちの会社の社員は出来が悪い」
と言っているのは天に唾しているわけです。そう、それはそのまま社長自身の問題なのです。
私自身もそんなことを考えていた頃もありました。でも、ある時わかりましたよ。それは自分自身の問題なのだと。
もちろん、あなたはそんなことを考えたことも、言ったこともないと思いますけど。