筒にはつなぎ目がある
「本当は筒だからどこかにつなぎ目があるんですよ」その人は言った。
「そうなんですか?」と私は驚いた。
「一枚の板から筒を作りますから必ずつなぎ目はあるのです」その人の話を聞いて私は「確かに」と思った。
その人はさらに話をした。
「そのつなぎ目がどこに来るかでそのシャフトの柔らかさは変わります。だから振った感じが変わるのです」
「確かにそう言われればそうですよね」と私は納得した。
「だからシャフトはつなぎ目が後ろに来るようにセットしないといけないのですけど、量産品はそこまでできないんですよね。やっぱりコストの関係もある理ますから」そうその人は話をした。
店員さんの知識の量に驚き、感動した
そこはとあるゴルフショップ。
私は時間があったので、ゴルフクラブを見てた。その時に話しかけてきたのその店員さんだった。色々と話をしているうちに、様々なことを教えてくれた。
シャフトならどこがいい。
そのシャフトをきちんと指しているのはどのメーカー。
できればアイアンは、軟鉄の気に入ったヘッドを長く使う。
シャフトはその時の自分の体力に合わせて入れ替える。
いや〜たった数十分の話だったけど、本当に勉強になった。
そして、思いましたよ。
「今度クラブを買うのならこの人にしよう」と。
それぐらいその人の製品の知識は私にインパクトを与えました。
製品やサービスの知識だって必要だ
最近の営業は、専門知識を持っていない人でもできるというか、専門知識を勉強しない人とが多いですよね。
お客さんの問題点を探り出し、それに対して問題解決方法の話をする。それが最近の営業手法の定番ですけど、だからといって知識がなくてもいいということではない。自分の販売している製品、サービスの知識はしっかりと身につけるべきですし、話をしなければならない時には話をするべきだと思います。
そうすれば私の遭遇した店員さんのように、お客さんから「この人から買いたい」と思ってもらえるはずです。
もちろん、一方的に自分の知識をひけらかすのは、営業でもなんでもなくて単なる自慢ですからそれは違いますよね。
営業マンだって、マーケティングだって
だから営業マンは、しっかりと製品やサービスの知識をつけるべき。それは、マーケティングでも同じです。製品やサービスの知識はしっかりと持っているというか知らないといけない。なぜなら、製品やサービスのことをきちんとお客さんに伝えることもマーケティングの仕事だから。
なんとなく最近は、それをきちんとしなくても良いそんな風潮があるような感じを受けるのは私だけだろうか??
あなたはきちんと自分の製品やサービスのことを伝えていますか?