「100億円キャッシュバックキャンペーン!!」
「100億円キャッシュバックキャンペーン終了」
たぶんこの話を知らない人はいないでしょう。
ちなみに私はスタートしたのを知らなかったですが・・汗。
なんと「100億円」のキャッシュバックが10日間で終了。
仮に一人1万円買ったとして、何人の人が買い物をしたのだろう?
100万人の人が一気に買い物をしたのですよね。
すごいですね・・・キャッシュバックの威力。
そして、キャッシュレス化に向かって
日本も確実に歩んで行くのでしょうかね??
家電量販店値下げか??
ところでさらにすごいのは、そのキャンペーンが
終わった瞬間に値下げをした家電量販店がある・・らしい・・??
私はきちんと確認をしているわけではないので
あくまでもあるらしい・・です。
でも考えてみればそれもアリだと思います。
だって家電量販店はこれから年末にかけて
書き入れ時ですから・・・この勢いで一気にいきたいですよね。
でも、キャッシュバックキャンペーン終了後に
家電量販店が値下げをすると
「そんなやり方はずるい」みたいに考える人は一定数います。
そしてきっと口には出さないでしょうけど
キャッシュバックキャンペーンで購入した人の中にも
そう考える人はいると思います。
なぜって、人は「損」をしたくない生き物ですから。
得をしたいか、損をしたくないか?
それは「プロスペクト理論」として実証されています。
「人間は目の前に利益があると、利益が手に入らないというリスクの回避を優先し、損失を目の前にすると、損失そのものを回避しようとする傾向(損失回避性)があるということである。」(Wikipedia「プロスペクト理論」良い抜粋)
まさにキャッシュバックキャンペーンで購入した人は
この前半の「利益が手に入らないというリスクの回避」をした人であり
家電量販店が値下げをしとことを聞いてキャッシュバックキャンペーンで購入した人で「ずるい」と思った人は
後半の「損失を目の前にすると、損失そのものを回避しようとする傾向」ですよね。
だから、あなたがもしそう思ってもそれは不思議ではないのです。
しかし、私たちはそれを「なるほど・・」と聞いていてはね。
自分たちのビジネスにそれを応用しないと。
「損をしたくない」あなたのビジネスに活かしてみよう
実はプロスペクト理論は、上記の結果を導き出すためにある実験をしているのですが、その実験から次のようなことも考えられるのです。
「人は利益を得るためには確実に利益を得ようとする。損失を回避するためには、最大限損失を回避しようとする」
これはどういうことかというと、
簡単にいうと「人は損をしたくない」ということです。
だからキャッシュバックキャンペーン後の値引きでも
キャッシュバックで得をしている人だって
「値引きしてずるい」と思ってしまうのです。
「値引きされてなくて損をした」と考えるからですよね?
そして、それをあなたのビジネスに応用するのです。
例えば・・・
「今日までこの価格、明日からは定価」
ベタな表現ですよね・・・でもこれは効果があります。
なぜ??
だって新聞一面広告でありますよね??
あれは効果があるから、あれだけの宣伝広告費をかけてやるわけですよ。
またこんなのもの
「年内最後。これを逃すと年内はこの価格ではお求めになれません」
まさに年末にぴったりですね。
ポイントは「今じゃないと損しますよ」です。
注意!!
これは値引きをして販売することを
奨励しているわけではありません。
あくまでも、得することよりも、
損をしたくないという人間の心理を活用するための一例です。