「これをこうやって組み合わせれば、素晴らしい企画ができる」
こうやって作り出された企画は、そのほとんどが作っている人以外には、わけのわからない企画になる可能性が高い。
作っている本人はわかるのだけど、周りで聞いている人、さらにはお客さんには「何??」というふうになる確率が高い。
内容は言えないけど、先日の相談も(クライアントではないけど)知り合いからそんな企画の相談を受けた。
その内容の説明を受けた私は一言
「なぜそんな面倒なことをしなければならないですか?」
もちろん先方には、先方の理由が色々とある。もちろんそれは私もわかる。
でも「これって簡単に言ってしまえばこういうことですよね?」ということになってしまうのだ。
ご相談を受けているので、それだけではなくきちんと
「だったらこのようにしたらいかがですか?お客さんもこれの方がはるかにわかりやすいし、受け入れやすいと思いますよ」
と提案もさせていただきましたよ。
実はこれって私たちにとってとても重要な問題なのです。
仕事も企画も同じです。
人は絶対にものごとを複雑にします。多くの人が関われば関わるほど、ものごとは複雑になっていくのです。
しかし、残念ながら人は複雑なものを受け入れない。簡単言ってしまえば、複雑なものには、無意識のうちに拒否反応を示すのです。
だから、複雑なものはよくないのです。
特に「企画」や「プロモーション」は複雑なものは、複雑だというだけで最悪なのです。
とにかく、あなたが何か企画を考えるときには「シンプル」を心がけてください。
「シンプル」である否かの判断基準は
一言で説明できるか?
一目見て理解できるか?
ですよ。