「価格で動くお客さんは、価格で他社に動く」
これはマーケティングの定説。低価格で購入したお客さんは、それ以上の低価格を見つければ簡単にそちらに移ってしまう。また自ら低価格の製品を探す努力もします。
俗に言われる「バーゲンハンター」です。あなたは、このことはご存知ですよね。
今日私は、この話をするのではありません。これちょっと違う視点からの話をします。
上記の話は、お客さんについてですが、実はお客さんだけではなく社員でも同じようなタイプの人がいるのです。
「サラリーハンター」とでも言いましょうか・・笑
どういうことかというと、求人をするときに「給料」を強調してしまうと「給料」だけを目当ての人が集まってしまう。そしてそのような人は、他に良い給料があるとすぐにそちらに移ってしまう。
ということです。
もちろんそのような人の中にもしっかりと働く人もいます。
しかし、あなたの会社以上に良い「給料」の会社があれば、すぐにそちらに乗り換えてしまうのです。
だから「バーゲンハンター」ならぬ「サラリーハンター」なのです。
でも、これってこの話だけを聞くと「サラリーハンター」が悪いように思いますけど、実は違ってこのような人を集めてしまった会社が悪いのです。
簡単に言えば、あなたの会社に来る理由はそこ(給料、もしくはそれに相当するメリット)しかないということを表現してしまったからなのです。
「バーゲンハンター」が価格を求めて集まるように、「サラリーハンター」が給料を求めて集まるのです。
もちろん会社の方針としてそれでもいいならいいですけど、それでは会社としての成長はおろか目標達成も危うくなります。
だからこそ、求人をするときには十分に考える必要があるわけです。
何を考えるのか?
「人はなぜ一生懸命に働くのか?」ということを。
さて、あなたはなぜ「人は一生懸命に働く」のだと思いますか?