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営業は心理戦 その2 とあるショップでの話

あるゴルフショップでの出来事の続き

いきなりお客さんを接客することになった若手女子社員。

「自分にあっているドライバーを探して欲しい」とそのお客さんに言われて困っていた。

そこに上司が助け舟を出してくれた。上司は彼女に2本のクラブを渡すとともに話をする言葉も伝えた。

彼女は、2本のドライバーをお客さんに試打をしてもらう。お客さんに試打している時に、彼女は足早に上司のところへ

そして彼女は上司に聞いた。

「なんであのドライバーなのですか?」

その質問に上司は次のように答えた。

「ゴルフはある意味自分を誇示したいスポーツだよ。だからまずはお客さんが何を望んでいるかを素早く読み取ることが大切なんだよ」

彼女はそれを聞いて次のように言った

「お客さんは自分にあったドライバーを求めているんですよね?」

上司は

「確かにそうですよ。自分にあったドライバーを求めていますね。でもそれは誰もが共通で望んでいることです。でも、その人にはそれぞれに「求めるいる」ものがあるのです」

言った。

それを聞いて彼女は

「何であのドライバーなのですか?」

と質問をした。

「クラブを全然持ってこないで、試打をされるお客さんにはある程度質問をする必要がありますよ。そうしないとお客さんが望んでいるものがわからないですから。でも、今回のお客さんはクラブを持って来ているよね。それもゴルフバックごと。そのゴルフバックがどんなゴルフバックで、その中に入っているクラブがどんなクラブかをチェックする。そうするとおおよそそのお客さんが、どんなクラブが好きで、どんなものを求めているのかがわかってくるんだよ。だから・・・」

と上司が話を続けようとした時に、お客さんが彼女を呼んだ。

「呼ばれたね。もしこう言われたら、次にはこの2本を紹介しよう。その時には、必ずお客さんがなんていうのかを聞いてください。自分から話をしてはダメですよ。もし、先に渡した2本が不満だったらこう言ってこの2本を渡してください」

彼女は上司から渡された2本を持って、お客さんのところに小走りに向かった。

さて彼女の営業活動はうまく行くのだろうか?

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