外は暗くなっているけど
「それってもっとこうすればいいんじゃないですか?」
「確かにそうした方がいいかも?」
「じゃあもっとこうしたら?」
すでに外は暗くなってきている。
そしてきっと寒いと思えるように窓ガラスが冷たい感じになっている。
それでは部屋の中にいる数名は
熱気を持った話をしている。
打ち合わせをしているメンバーからは
アイデアが尽きずに溢れ出てくる。
そんな感じだ。
つまらない打ち合わせから・・一転
しかし、この打ち合わせも初めはどこの会社でもあるような
決まった意見ばかりの面白くない打ち合わせだった。
そんな雰囲気を変えたのは、
ある人が口にしたちょっとしたアイデアだった。
普通にそのアイデアを聞くと
「それは無理でしょ!!」というアイデアだったけど、
それに誰かが「いいね!!」と言ったのがきっかけで
話が一気に進展し始めた。
「こうすればいいんじゃない?」
「それだったらこうすれば?」
「一層の事タダであげちゃう?」
ドンドンアイデアが出てくる状況が生まれた。
最終的には、その中からある方向にまとまったけど、
実はそれは全く考えていなかったことだったのだ。
「いや〜全く違った形になったね」と
メンバーは笑いながら話をしていたが
何か心地よい疲れがメンバーと
この部屋の空気に充満していた。
ブレーンストーミングって
「ブレーンストーミング」
あなたもご存知ですよね。
自由な意見を出しながら、新しいことを考えたりする会議のこと。
まぁ、会議というのは適切な表現ではないかもしれませんがね。
企画会議とか、新製品を作るときとかにはよく使われます。
もちろん私もよく使います。
たまに一人ブレーンストーミングもしますし。
でもブレーンストーミングを経験した人はわかると思いますが、
なかなか意見が出てこないですよね。
ブレーンストーミングの建前では、
どんな意見でもいいし、
人の意見を批判しないというルールがありますが
それでも大胆な意見ってなかなか出てこない。
建前はわかるけど、会社では難しい。
そんな風に思っている人も多いのではないでしょうか?
あと上司が一緒にいると、さらに意見を出すハードルは上がりますね。
上司も上司で「どんな意見でも・・」と言っておきながら・・・
っていうのもありますからね。
だから、意見はそんなに簡単に出てこない。
どうすれば意見が出てくる?
ではどうすればブレーンストーミングがうまくいくのでしょうか?
あなたがブレーンストーミングを仕切る立場だとしたら、
一体どうやって意見を出すようにしますか?
何か良い方法はあるでしょうか?
私は、ブレーンストーミングをうまく行うためには
参加者が二つのことをやっておく必要があると思っています。
まず一つは、やっぱりブレーンストーミングでも
事前準備が必要だということ。
少なくとも事前に参加者にテーマを伝えておき、
参加者には最低でも10個ぐらい案を考えてもらう。
その場に来ていきなり意見を出せる人って
なかなかいないですから、
まずは絶対に準備をしておく必要があるのです。
もちろんブレーンストーミングですから
10個のアイデアはどんなアイデアでもOKですね。
最も重大な問題
そしてもう一つは(これが一番重要だったり)
そう上司の問題。
もし上司も参加するのであれば、
上司自ら「しょうもない案」を出すぐらいに
バカに徹することです。
もしそれができないのであれば上司は参加しない。
これが一番!!
ブレーンストーミングで大切な場の雰囲気を作ること。
これは絶対に必要です。
もし、上司が参加することでそれができないのであれば・・
上司は自ら不参加を選択することでしょうね。
ブレーンストーミングは「柔軟な意見を出してもらう」が大切です。
ですから雰囲気はとても重要。
そしてある程度は事前に意見を考えておくことも必要です。