とあるスーパーでの話
あるスーパーのレジで働いている人の話の又聞き。こんなお客さんがいたという話です。
そのお客さんはお会計の時にいきなり「今日は彼岸の入り?」って聞いてきたそうです。そのレジの人は、その日が「彼岸の入り」かわからなかったためにドギマギしたそうです。
そのお客さんの後ろには沢山の人が並んでいる。レジはしなければいけないし・・・って頭の中がぐるぐるしていると、そのお客さんは次のように言ったそうです。
「さっき花屋さんでお花が安くなっていたから、今日は彼岸の入りかと思って聞いたの」と。
その瞬間レジの人は「花屋さんで聞いてよ〜」と思ったそうです。
この話を聞いて、私は「確かに!!」とレジの人に共感しましたよ。「今日は彼岸の入り?」って質問するのは、この場合だったら花屋さんですよね。
「花屋さんに聞けよ!!」とツッコミたくなる話ですよね。
まぁ笑い話的になっていればいいですけど・・
ビジネスの世界でも起こる・・
でもビジネスの世界では、同じようなことが起こっていることもあるのですよ。それはどんな時かというと、あなたがプロモーションを企画したりする時。
まさかあなたの会社では、そのようなことがないと思いますが、いきなり全くあなたの製品やサービスを使わないようない人に向けてプロモーションをしてしまうこと。(キャンペーンでもいいですよ)
それでいて「成果が出ない」という。側から見ると「そりゃ成果が出ないよ」と、思わずツッコミたくなるようなことです。
この場合は、質問をする人ではなく、プロモーションの対象者が違うわけです。
「まさかそんなこと・・」って思うかもしれませんが、結構それって起こっていることなのです。
ではなぜそんなことが起こるのか?
それは、あなたのビジネスの「理想のお客さん」を特定していないからなのです。
マーケティング用語でいうところの「ペルソナ」を設定していないから。この「ペルソナ」=「理想のお客さん」が設定されてないから、プロモーションを企画するたびにお客さんが変わってしまうのですよね。
また、お客さんが特定されてないこともある。
そうなると当然プロモーションで伝えたいメッセージも、内容も一般的になってしまい、本来対象となるべきお客さんに全く響かないものになってしまうのです。
「まさか〜」と思っているかもしれませんが、これって本当にあることなんですよ・・・
賢明なあなたならないと思いますけど。
ただあなたがまだ「ペルソナ」を作っていないのなら今すぐに作ってくださいね。
それは、あなたのビジネスの「理想のお客さん」ですから。