「創業100年変わらぬ味」
ベタなよくあるコピー。「100年」までいかなくても、「50年」でも「30年」でもありますよね。私はこれだけの時間「変わらぬ味」というのはすごいと思います。
でも実は考えてみるとおかしなことに気がつきます。それは、100年も味が変わらなかったらきっと今まで続いてないということです。
だって100年前の味って、今の私たちが食べたら美味しいと思いますか?
私は多分美味しくないと思いますよ。
だから実はこの「変わらぬ味」というのは、本当は「変わり続けた味」だということなのです。創業から何十年も、何百年も時代に合わせて変えてきた。だから今の時代でも生き残っているのです。
なぜこんなことを書いているのか?
目指すは「変わらぬ味」
それは「変わらぬ味」が、今の時代に生きている私たち、会社、組織がやらなければならないテーマだから。
本当にめまぐるしいぐらいに時代が変わっている。昨日までの価値観は、もしかしたら今日は通じないかもしれない。
それぐらいに変化が激しい。そんな時代の流れの中で、「あの時代は・・」というのは意味がない。
そうではなくこれから先のことについて考えないといけない。
「劇的に変化」という言葉はある意味かっこいい。でも、それは実はあまりよくないこと。
本当に私たちが目指さなければならないことは「変わらぬ味」に見せることなのだ。そしてお客さんに「変わる」ことを感じさせないこと。
これが目指すところではないだろうか?
地味だけで一番効果があること。それは時代とともに少しずつ変化する、これだと思いますね。