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あるラーメン屋さんの話 2

あなたの行きつけのラーメン屋さん。

美味しいのだけどお客さんが入っていない。

そのラーメン屋さんに行ったときに、あなたは店主から相談ともつかない話を聞いた。その話とは、「お客さんをもっと増やしたい。だから味の改良をしている」ということだ。

そして、あなたの目の前に一杯のラーメンが提供された。

あなたがそのラーメンのスープをすすると、思わず「うまい!!」と唸ってしまうほどのいつもと変わらないうまさのラーメンがあった。

さらに麺を食べると「美味しい」と思わず言葉が出てしまう。それぐらい「美味しい」。

その言葉を聞いた店主の笑顔を見たあなたは、心の中では少しだけ引っかかることを言えないでいた。

心の中で引っかかることとは、「いつもと同じように美味しいんだけど何かが変わったのかはわからないんだよな〜」だ。

これが昨日書いたラーメン屋さんのお話。

このラーメン屋さんはお客さん増やしたい。だからラーメンの味をもっとよくしようと改良をしている。あなたはそれを食してみた。そして、そのラーメンは本当に美味しかった。でもあなたはそのラーメンの、味の違いを感じることができなかった。

果たしてこの店主の味の改良は、お客さんを増やすことに繋がるのか?

そしてあなたはどう思いますか?

この話、なぜ書いているかというと、実はこれは単なるラーメン屋さんの話ではないからです。企業でもよくある話で、もしかしたらあなたの会社でも実際に起こっていることかもしれないのです。

あなたはどういうことかわかりますか?

ではこの話のポイントはどこでしょうか?

この話のポイントはズバリここです。

「いつもと同じように美味しいんだけど何かが変わったのかはわからないんだよな〜」だ。

これが重要なポイントです。

そして多くの人が勘違いしてしまうところでもあります。特に自分の製品やサービスに自信を持っている社長には特に。

ちょっとあなたも考えてみてくださいね。

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