日々改良することは・・
私の仕事は、社長さんや個人で仕事をしている人とお話をして悩みや問題を聞くこと。そして、その悩みや問題の解決案を提示する。
さらには、その解決案を実践していただき、悩みや問題を解決してもらうことです。
そんな社長さんや個人の方とお話をしていると、いつも感じることがあります。それは「製品やサービスをそこまで改良する必要あるの?」ということです。
多くの社長や個人の方は、ご自身の製品やサービスに自信を持っていらっしゃいます。それは、素晴らしいことです。そして、その製品やサービスをより良いものにしようと日々考えられています。だから、常に改良をされています。
もちろんそれは絶対に必要なことであり、永続的に続けて市場に素晴らしい製品やサービスを提供しなければなりません。
そこまで改良する必要ありますか?
でも、他人の私が話しを聞くと、それが「行きすぎている」と感じることが多々あるのです。
「いやー今そこまでする必要がありますか?」そう感じるのです。
そしてそれは裏を返せば「今は、それをするよりももっと他のことをするタイミングですよ」ということです。
先週書いたラーメン屋さんもそうです。
「今はその味を改良するのではなくもっと宣伝をすること」それがそのタイミングでお客さんを集めることになるのです。
「良い製品、良いサービスを提供すれば、お客さんが集まってくる」
これは、日本人の中にある神話です。確かに間違いではないし、高度成長期の日本はそれで成長をしてきました。
改良するなら宣伝してくれ
しかし、それでも「宣伝」をしない限り、お客さんは集まってはこないのです。
だから、製品やサービスを改良するよりも「今は何をするべきなのか?」を考えて、お客さんを集めるために「宣伝」をするタイミングであれば「改良」よりも「宣伝」をするのです。
また、私が「そこまでする必要があるの?」という、もう一つの理由は、その改良が「自己満足」になっていることが多いからです。
はっきり言いますけど、市場に出る前の改良のほとんどは「自己満足」です。だから、お客さんにはわかりません。それよりも、早く市場に出して、多くの人の意見を聞くことの方が、はるかに意味があることなのです。
そのためにも「宣伝」が必要になるのです。
いかがですか?
あなたの会社は、あなたは大丈夫ですか?
自己満足の改良を繰り返していませんか??