あのお店はどうしている??
あることを考えていたらふと思い出した。それは「いきなり!ステーキ」はどうなっているのか?
確か昨年末ぐらいに世の中を騒がしたはず??私もこのメルマガで何回か取り上げた。でも、その後は「コロナ騒動」で私の記憶の中から飛んでいた・・汗。
そこで検索したら、すぐにこんな記事。3月30日の記事ですね。
「いきなり!ステーキ」の経営に黄信号 社長の「上から目線」貼り紙にも反発
https://www.sankei.com/economy/news/200330/ecn2003300023-n1.html
とっても大変な状況の上に、この「コロナ騒動」ではかなり大変ですよね。今後どうなるのでしょうか??
もちろん私にはわかりません・・大泣
本業とは何か?
でも、なぜ突然に「いきなり!ステーキ」を思い出したか?
それは、たまたま「本業」とは何かを考えていたから。
ドラッカーの「わが社の事業は何か。何であるべきか」という言葉を考えていたから。
そんなことを考えていたら「いきなり!ステーキ」が思い出されたのです。で考えたわけです「いきなり!ステーキ」の事業って何なのか?
前出のドラッカーの言葉では事業とはこう定義されます。
「事業とは、市場において知識という資源を経済価値に転換するプロセスである。事業の目的は顧客の創造である。買わないことを選択できる第三者が、喜んで自らの購買力と交換してくれるものを供給することである。そして完全独占の場合を除き、知識だけが製品に対し、事業の成功と存続の究極の基盤たるリーダーシップの地位を与えてくれる」(創造する経営者 P114より)
ということは「いきなり!ステーキ」の事業とは、「お客さんにステーキを食べてもらうこと」である。
そこで活用された彼らの知識とは「良質の肉を、リーズナブルに、そして食べたい量を提供する」ことであり、そのために「どのようにすればそれが実現できるか」だったわけですよね。
これが彼らの事業であり、お客さんが喜んでお金を払うことだった。
事業が変わった?
なぜ過去形にしたか??
それは、その事業にいつからか「利益を要求する人」が入ってきて、いつからから、その本当の意味での「事業」が別のものに変わっていってしまった・・・のではないか??また、経営者もそれができると思ってしまった。
私は、今改めて考えるとそんな気がするんですよね。ようするに「事業」が変わってしまったのではないか??
もちろん「そりゃ経営能力がなかっただけでしょ」、そう言われれば「その通り」というしかないわけですが、これって、ビジネスをやっている人であれば、誰にも起きておかしくないことであり起こり得ることですよ。
私自身の経験からも、そう思います。
もう一度考えてみよう。「わが社の事業は何か?」を
今は本当に「コロナ騒動」で、ビジネスが大変な時です。多くの企業が、生き残るために必死になっています。
こんな時代だからこそ、「わが社の事業は何か。何であるべきか」というドラッカーの言葉が重要になるのではないでしょうか?
それは、事業の中心には常に「お客さん」がいるからです。何が起ころうとも「お客さん」が中心にいるということは変わらない。
だから、何をするべきなのか??
もしかしたら、コロナ騒動はこのことを世の中に問うてるのではないでしょうか??