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焼き鳥屋さんのマーケティング その2

私が子供の頃、商店街に必ずあった焼き鳥屋さん。

私は、

焼き鳥屋さんは「最高のマーケッター」だったと思う。

だって、言葉も何も使わずに、目の前を通る人に「食べたい」と思わせる術を使っていたから。

これこそまさに「最高のマーケティング」だ。

でも、いつの時代からか、焼き鳥屋さんはその「最高のマーケティング」を捨ててしまった。

そして製品に頼るようになった。

「〇〇地鶏」

「〇〇産」

「〇〇直送」

とお店に書いておけば良くなった。

そうすれば勝手にお客さんが入るそんな時代になったのだ。

お客さんも「これって〇〇地鶏?」って言う。

そう言われたお店の人は

「そうですよ、〇〇地鶏ですよ」と言う。

本当はそこのスーパーで買ったものでも。

そうするとお客さんは

「〇〇地鶏はやっぱり違うね」と舌鼓を打つ。

そんな時代がずっと続いている。

そうなると、

焼き鳥屋さんだけでなく、お客さんの感性も鈍るのだ。

それが端的に表れたのが「偽装」問題。でも、結局のところは何も変わらなかった。

本当はそうじゃなくて、しっかりと「焼き鳥屋さんのマーケティング」をする必要があるのだ。

お客さんの胃袋にダイレクトに働きかける「最高のマーケティング」をする必要があるのだ。

本当は、お客さんは目の前のことを「五感」で感じている。

「視覚」

「臭覚」

「嗅覚」

「触覚」

「味覚」

でも今使われているのは何か?

もしかしたら、この「五感」のどれにも当てはまらないのではないか?

これは、実は「焼き鳥屋さん」だけで起こっていることはない。

あなたのビジネスでも起こっているのだ。

いかに自分の扱っている製品が素晴らしいか?

それを説明することは素晴らしいことだ。しかし、それを言葉でばかり伝えようとするのではなく

もっと「五感」に響くように伝えるのはどうだろうか??

あなたのビジネスにおいて、焼き鳥屋さんのあのお店の前で炭火で焼いていたあれはなんだろうか?

そのように考えると何か違ったものが見えてくると思う。

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