「う〜ん、何かいい案はないかな?」
「これもイマイチだよね」
「もっと他にこう・・・なっていうかね」
5人ぐらいが密室に集まって「うーん」と唸っている。
きっとあなたの会社にも、たまにこんな光景がありますよね?
日本ではこれを「会議」と言ったり、「ミーティング」と言ったりします。
もちろん、それぞれの「会議」や「ミーティング」ではテーマがあるのでしょうけど、そこでは「沈黙」と「うめき声」だけに多くの時間が使われる。
もしくは、誰か一人が延々と自論を展開して、その他の参加者は話も聞かずに自分の仕事のことを考えている。
そんな無駄な時間が流れている。
それが日本の会社で言われている「会議」というものです。
もちろん「全ての会社が」と言うつもりはありません。ただ、8割以上はそのような会社でしょう。
私は以前より「会議は全て無くしたほうがいい」と考えています。
その1番の理由は「無駄」だから。
人件費の無駄
時間の無駄
場所の無駄
それ以外にも細かい無駄が「会議」にはあるのです。
さらには「会議」をしていれば仕事をしていると考える人もいますからね・・・汗。
たくさんの資料を小脇に抱えて「あ〜忙しい」と言っている管理職の人いませんか??
そんな無駄なことに時間を使っているのに、仕事をしているはないですよね。
ではそもそも「会議」って一体なんのか?
私の尊敬する経営者の一人吉越浩一郎氏は「会議は決める場」だとおっしゃっています。あの有名なトリンプの早朝会議ですね。
このように「会議」にしっかりと目的を持たせて、その時間はそれだけをする。そうすれば、「会議」も無駄ではなくなります。
しかし多くの場合は「会議」は次のように行われる。
「このテーマの方向性を議論して、最終的な方向性を決定する」と。
このパターンでは「議論」と呼ばれる無駄な時間が長くなり最終の「決定する」ことができなくなり「一体何を指定のか?」とわからなくなる。
この「わからなくなる」ことが無駄なわけです。
ではそうならないためにはどうするのか?
まずは「議論」と「決定」を分けることです。
「議論」は議論として行う。
「決定」はそれだけをする。
こうやって「会議」を分けることで少なくとも今までのような無駄は省けるようになるのです。
私は「会社の会議をゼロにする」が一番だと考えています。
しかし、いきなりそこにたどり着くのはできなくはないかが無理があるから、まずは「議論」と「決定」を分けることからスタートすることがベストだと考えます。
とにかく「会議」は無駄ですから、一日でも早くなくせるようにしましょう。