最近クレーマーがニュースなどで話題に上ることが多い。

あなたもビジネスをしているわけですから、一度ぐらいはクレーマーに遭遇したことがあるだろう。私も何度もあるし、今でもある。

なぜこんなことを書いているかというと、先日ある人からこんな話を聞いたからだ。

「明らかに自分（お客さん）がミスったことを、いかにもこっちの責任のように文句を言ってきた」

事の詳細はここでは書けませんがこのような内容。

これってよくある事ですよね。私も遭遇しますよ、そのようなことを言う人に。

日本人には「お客様は神様です」という思考が強い。だから「お金を払っている人が偉い」となる。そうなると「お金を受け取っている側は、払っている側の言うことをなんでも聞く。それが当たり前だ」となるわけだ。

でも、これははっきり言ってビジネスの関係ではない。

これは、主従の関係、

いや主従の関係だってここまではできない。

まさに奴隷状態ではないだろうか？

これも「お客様は神様です」と言う意識をずっと植えつけられたからの結果だろう。（この言葉を言った人がどのような意味で言ったかは私は知りませんので、その方に何かを言っているわけではありませんので誤解のないように）

でもそろそろ日本もこの意識と論理を変える時期に来ている。今変化させないと世界では通用しない。

ビジネスとは、価値と価値との交換。だから、あなたが価値あるものを提供するからこそお客さんはお金を払うわけだ。

その価値あるものをその金額の価値があると認めているから成立するのがビジネス。

そこを逸脱すると、それはもうビジネスではない。でも日本は多くがそこを逸脱していることが多い。

だからクレーマーのような存在が、いかにも正しいかのようになってしまうのだ。

逆に、本当に価値あるものを提供しているのかも不明な企業も多いのだ。

どっちもどっちではなく、価値を提供する側がきちんと価値を提供できるようになることが大切だ。

ビジネスは、価値と価値との交換。これが大前提であり、これしかないのだ。

だからこそ、ビジネスをする以上自分の提供する価値には胸を張ろう。

そして胸を張れるような価値を作り上げよう