今日は「ブランド化」について書きます。私たちは「ブランド」と言えば、あの高級なブランドを想像しますよね。ショップは都市の一等地にあり、センスがよく、普段着ではちょっと入りにくいぐらいの気品。
そんな「ブランド」をあなたは思い出すでしょう。まぁそれだけがブランドではないですが、一番わかりやすいブランドです。
なんでいきなりブランドの話をしているのか?
それはちょっとした話を聞いたからです。
そして、その話にある超絶なミスは、実は多くの会社がやっているかもしれないことだから、あなたとシェアしようと書いているのです。
ある全国展開のチェーン店の話。
今まではどちらかというとドンキホーテ的な(ドンキホーテが悪いわけではありません)店づくりから売り方まで、それで進めてきました。
しかし突然「ブランド化」すると言いだしたらしいのです。
そして初めに「ロゴマーク」を変えました。「ロゴマーク」を変えるのに、噂だと数億円を使ったらしい。そりゃそうですよ。全て変えるわけですからね。
ではなんでいきなりそんなこと始めたのか?
これは私の想像ですけど、社内で誰か中枢に近い人もしくは取引先が言い出した。
「これからはブランド化されないと」
「これからはブランド化して値段を上げる」
など、そうすればもっと売上が上がるとか言ったのでしょう。
そして
「今までのロゴマークでは安っぽすぎてブランド化できない」
そう言い始めたのでしょう。
デザイナーに頼んでロゴマークを変えたわけです。(あくまでも想像の話)もちろんこれで「ブランド化」できればいいですよ。
では結果はどうなったのか?
「ロゴマーク」は変わったけど、それ以外のことは全く変わらない。相変わらずの売り方。
さてあの数億円はどこに??
実はこんな話どこにでもあります。この会社だけではありません。そもそも「ロゴマーク」なんて変えても「ブランド化」はできません。
お客さんも実はそんなこと全く気にしていない。
これが多くの現状です。
もし本当に「ブランド化」したいのであれば、変えるのは「ロゴマーク」ではありません。
それより先に変えるものがあります。
それは
社長のマインドであり
幹部のマインド
そして従業員のマインド
これです。
さらには、これを変えるのにも順序があります。「ロゴマーク」を変えれば「ブランド化」できると思うのは考えがあまりにも浅はかです。
もちろん、あなたの会社は、こんなミスをしませんよね。
何億円も使って・・汗