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「仕事を盗め」では・・・

「仕事は・・・」

「こんなことを言われました」と若い人が私に言った。

「どんなこと言われたの?」と私が聞くと「仕事は人から盗むものだ」って言われましたと。

「で、何を盗むの?」

「それがわからないんです・・泣何も教わってないし・・」

私が就職した時代、それはまさにそんな時代でしたよ。「仕事は、上司の背中を見て覚えろ」「仕事は、盗むもの」私もよく言われましたね・・・爆笑

初めての工場研修

初めての会社での研修時代。工場研修だったのですが、当時の工場は職人の集まり。(決して職人の方を非難しているのではないので!!)機械はそこそこ自動化、でもやることは職人技・・そんな感じですね。

働いている人は、若い人でも職人。仕事を覚えるの大変でしたよ、だから冒頭の若い人の気持ちはよく分かります。確かに誰も教えてくれませんでした。機械の名称は教えてくれましたけど・・爆笑!!

見よう見まねですから、失敗するわけですよ、そうすると怒られる。「だったら教えろよ!!」と思うわけ・・

そんな繰り返しでしたね。

今の時代は・・

でも、当時はそうするしかなかった。ただ、今の時代の若い人にそれをやらせるのはちょっと無理だと思いますね。だって今は、すべての情報が一瞬にして手に入るわけです。ネットで検索すれば一発。そして、その状況で育ってきているわけですから「仕事を盗め」は意味がわからない。

彼らは、知らない情報は検索すれば見つかる。こう考えているわけです。

だから、仕事の仕方も彼らにとっては知らない情報で、その情報はすぐに手に入ることだと思っているわけです。

だから「盗め」と言われても何を「盗む」のかが不明。そんな風になってしまうわけですよ。

もちろん、私はそんな若い人がどうこう言うつもりはないです。逆に、私たちが理解しないといけない。

「今はそのような時代だと」

もっと違ったことを

だから、彼らにはもっと違ったことをさせる必要がある。最低限の仕事を教えて、少なくともそれを無意識にこなせるようにさせる。そして、そこから「何かを生み出させる」ように考えさせる。

それは新しい方法かもしれない。全く違ったことかもしれない。しかし、仕事の基礎から「盗む」ことをさせるのはちょっと難しいと思いますね。それが良いのか悪いのか。今すぐにはわかりません。

ただこれは変えることのできない現実ですから、私たちは少なくともそれに対応するしかないわけで。

それでも私は「ノスタルジックな仕事の世界」が好きですけど・・爆笑

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